NASA、次期惑星探査計画候補を3件選定

2011年5月10日 16:30

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記事提供元:sorae.jp

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 米航空宇宙局(NASA)は5月5日、2016年打ち上げ予定の次期惑星探査計画について、候補3件を選定したと発表した。

 選ばれたのは火星探査ミッションの「GEMS」、タイタン探査ミッションの「TiME」、彗星探査ミッションの「Comet Hopper」の3件で、いずれもNASAの「ディスカバリー・プログラム」の一環として行われる。3件の候補にはそれぞれ300万ドルの予算が与えられ、今後、探査コンセプト及び初期設計・調査が行われる。2012年には最終レビューが実施され、この中から1件のミッションを選定し、2016年の打ち上げを目指す。

 「GEMS」は火星内部の構造や物質組成を調査し、地球型惑星の形成や進化の過程を調べる。一方、「TiME」は土星最大の衛星タイタンを探査し、タイタン表面のメタン海に初めて着水する。「Comet Hopper」は彗星に複数回にわたって着陸し、彗星核の変化などを観測する。

 この画像は「GEMS」の想像図。

 写真=NASA。

 ■NASA Selects Investigations For Future Key Planetary Mission
http://www.nasa.gov/home/hqnews/2011/may/HQ_11-132_Future_Plantary.html

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