約 1 立方ミリメートルのカメラ

2011年4月13日 11:00

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記事提供元:スラド

  capra 曰く、 ドイツの研究機関フラウンホーファー IZM 研究所が大きさ 1 × 1 × 1.5 ミリのカメラを開発したそうだ (Singularity Hub の記事本家 /. 記事より) 。

 ほぼ 1 立方ミリメートルというこのサイズは人間の目が補助無しで目視できる限界に近い。解像度は 250 × 250 ピクセル (約 6 万画素) 、フレームレートは 44 fps とのことで「超精巧な画像」とは違うかもしれないが、生産コストが非常に低いそうでコストパフォーマンス的には上々とのこと。このカメラではウェハーレンズをセンサのウェハー上に直接マウントし、接続部分がセンサ側ではなくセンサの背面側になるよう再設計することで小型化を実現したとのこと。開発はポルトガルの Awaiba 社と共同で行われたとのことだ。

 この小型カメラは内視鏡への応用が見込まれているとのこと。従来の内視鏡カメラは 2.5 万ドル〜 3 万ドル (約 200 万円 〜 250 万円) と価格も高く、消毒して再利用するため維持費もかかるが、このカメラはそのサイズの小ささと生産コストの低さから使い捨てが可能になりコストダウンを実現できるとのことだ。

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