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飛行中、上空 30,000 フィートで機体から放り出されたらどうなるのか
記事提供元:スラド
danceman 曰く、
飛行中に上空 30,000 フィート (9144 m) で機体に穴があき、外気に吸い出されたらどうなってしまうのだろうか。Discovery News では、そんな疑問に専門家が答えてくれている (Discovery News の記事、本家 /. 記事より) 。
カルフォルニア大学サンディエゴ校の内科医、生理学者である Peter Wagner 氏によれば、外気に放り出された 3 〜 4 秒後には酸素不足で極度の呼吸困難に陥いり、脳が酸欠状態とるためすぐに意識を失う、もしくは死に至るという。また外気がマイナス 57 度であることから、皮膚に始まり目などの体表組織が次々に凍っていくことになる。加えてこのような極限のストレスから神経系がおかしくなり、血圧と脈拍が一気に上昇する。そして急激な気圧の変動から酷い減圧症となる。もちろん外気に吸い出される際、機体に体が打ちつけられれば「半分に切断されたり」などして目も当てられないような酷い状態となる可能性があるとのこと。
弾丸や爆発物で攻撃された軍用機の機体に穴があくというのはよくあることだが、民間機でこういった事が起きるのはめったにないそうだ。ただ、1988 年にアロハ航空の 243 便が上空 24 ,000フィートで天井に大きな穴があき、添乗員 1 人が機体外に吹き飛ばされ死亡するという事故があった。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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