日立、三菱電機、三菱重工業:水力発電事業を統合

2011年3月30日 20:19

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 日立製作所、三菱電機、三菱重工業の3社は30日、水力発電システム事業を統合することで基本合意したと発表した。海外では旺盛な需要が見込まれる一方で欧州・中国メーカーとの競争が激化しており、事業統合で同分野の強化・拡大を図る。

 今回の事業統合では、5月に日立の子会社として準備会社の「エイチエム水力株式会社」(仮称)を設立し、3社の事業を簡易吸収分割で継承させる。資本金は2億円で、設立時の出資比率は日立が98%、三菱電機と三菱重工業が1%ずつ。出資比率は10月1日付で変更する予定。

 新会社では、水力発電システムの販売・プラントエンジニアリング・据付工事・アフターサービス、水力発電システム用主要機器(水車、発電機等)の開発・設計などを手掛ける。

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