Red HatがLinuxカーネルソースの配布方法を変更、議論になる

2011年3月10日 18:30

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記事提供元:スラド

 おやおやまあまあ 曰く、

 Planet CentOSに2011年3月8日付でJohnny Hughes氏が投稿した内容によると、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 6ではLinuxカーネルのソースRPMの配布方法が変更され、従来オリジナルのLinuxカーネルソースコード+パッチという形式で配布されていたものが、すでにパッチを適用されたソースコードのみが提供される形となったとのこと。これにより、どのような修正が加えられているのかが分かりにくくなっている、ということが問題となっている。

  元のタレコミではRHEL 6ではLinuxカーネルのソースコードがリリースされない、という話になっているが、実際は個別のパッチが提供されない、という話であり、ソースコード自体は提供されているのでGPL違反ではない(SourceForge.JP Magazine)。Red HatはOracleがRHELの互換OSとそのサポートをリリースしているというのを問題視し、このような対応を取ることとなったようだ。

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