北朝鮮、リビア情報の拡散を恐れ電話回線を遮断

2011年2月28日 15:45

印刷

記事提供元:スラド

  masakun 曰く

 北朝鮮が当分の間固定電話網と3G携帯電話網(KORYO LINK)を遮断する方針のようだ(聯合ニュース中央日報)。

 情報統制が厳しく、インターネットが使えないことでも知られる北朝鮮だが、リビアで働く看護士や建設作業員から伝えられる民主化デモのニュースは大学や市場を通じて地方にまで徐々に広まっているとのこと。そのため北朝鮮当局は党幹部を除く電話の遮断を決定、大学の寄宿舎には保安要員を増員するなど警戒を強めているという。さらに中国は北朝鮮当局に携帯電話の通信追跡技術を提供したとも伝えられている。

 一方、韓国は風船を使って北朝鮮にビラや食料、医薬品、ラジオなどを送り込む作戦を実行しているという。「北朝鮮国民が変化について考えること」が作戦の目的で、ビラにはリビアでの民衆蜂起についても書かれているという。

 なお余談だが、北朝鮮の3G普及率は99.9%で世界一なんだそうだ。次点は日本の94.6%。

 スラッシュドットのコメントを読む | ニュース | 検閲 | 携帯電話

 関連ストーリー:
北朝鮮、平壌市を約半分に縮小 2011年02月17日
インターネットに帰ってきた北朝鮮ドメイン 2011年01月18日
北朝鮮公式サイトの掲示板に「縦読み文章」が投稿される 2011年01月10日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事