雇用主が面接で Facebook アカウント情報の提示を要求

2011年2月22日 12:00

印刷

記事提供元:スラド

  eggy 曰く、

 アメリカ自由人権協会 (ACLU) によれば、米国メリーランド州監督局が職員更新面接の際に、申請者の Facebook のアカウントとパスワードの提示を要求したとのこと (ACLU Official Blog の記事本家 /. 記事the Atlantic の記事より) 。

 監督局職員の Robert Collins 氏は職員証明書更新の面接中に Facebook のアカウントとパスワードを要求され、面接官は Collins 氏の Facebook ページにログインした後、氏の投稿だけでなく家族や友人の投稿なども閲覧したという。また Collins 氏が「パスワードをすぐに変更したらどうなるのか」と質問したところ、「身辺調査にかかる 1 〜 2 ヶ月の間、Facebook の情報が必要になる」との答えが返ってきたそうだ。氏は「国家の安全保障が最重要課題である時代ではあるものの、個人のプライバシーと繊細なバランスをうまくとっていかなくてはならない」と話している。

 ACLU は監督局に対し、面接の際にソーシャルメディアのアカウント情報を要求するのをやめるよう勧告書 (PDF) を出しているが、三週間たった今も監督局からの回答は得られていない。

 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティ | Facebook | アメリカ合衆国

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事