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「ヴォイニッチ手稿」の羊皮紙の作成年代が特定された
記事提供元:スラド
stat 曰く、
「誰がいつ書いたのか、何語で書かれているのか、何が書いてあるのか、何の目的で書かれたのか」が判っていないというミステリアスな古文書「ヴォイニッチ手稿」が、アリゾナ大学による分析により 1404 〜 1438年に (羊皮紙が) 作成されたことが突き止められたという (GIGAZINE の記事より) 。
ヴォイニッチ手稿は地球上の物ではない多数の植物イラストや、アルファベットに似ているようでしかしこの世には存在しない文字により構成されており、人々の興味を引きつけ、多くの人々がこの古文書に挑戦してきたが、未だ解読されていない。手稿に挟まれていた手紙から 1586 年に神聖ローマ帝国ルドルフ 2 世がこの古文書を購入したことは判っているものの、それ以前の経歴は不明で、いつ頃書かれたのかすら判っていなかった。
近年この手稿に書かれた文章は、1550 年にイタリアの数学者カルダーノが考案したカルダングリルという道具を使って生成された無意味な文字列であり、この手稿は好事家のルドルフ 2 世からお金を巻き上げるためにペテン師が作った物だという説が有力視されていた。アリゾナ大学で羊皮紙の C14 による年代測定を行ったところ、定説より 100 年ほど古い、1404 年から 1438 年のものだという結果が出たという。
参考までに、ヴォイニッチ手稿の解説サイト、それとヴォイニッチ手稿が見られるサイトもどうぞ。
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