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ガンは 10 億年前の生命の姿?
記事提供元:スラド
capra 曰く、
ガンとは何か ? という問いに、原始の多細胞生命との類似性を見出している研究者らがいるそうだ (Australian Life Scientist の記事、本家 /. 記事、doi: 10.1088/1478-3975/8/1/015001) 。
研究者 Paul Davies と Charlie Lineweaver は、ガンは細胞間の協力を司る原始の遺伝子によるという研究を発表した。この原始の遺伝子は、生命がより発達してから現れた遺伝子によって抑制されているが、何らかの理由でこれが働かなくなると発現するという。
この考え方からすると、ガンは突然変異による制御不能で凶暴な細胞ではなく、より原始的なレベルに先祖がえりしてしまう細胞であり、いわゆる「セーフモード」でのブートに例えられるという。どちらにせよ生命を危険に晒すことの多いガンだが、原始的なものであるとすればその変異の種類には限りがあると考えられるという。その原始の遺伝子を突き止め解明すれば、多くのガンに対応できる新たな治療や予防を開発できるのではないかとのことだ。
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