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フォードが開発中の V2V システム、車同士の会話で衝突事故を未然に防止
記事提供元:スラド
danceman 曰く、
フォードは米国ワシントン州のオートショーで、自動車同士が WiFi と GPS でコミュニケーションをとることで未然に衝突事故を防止する V2V (vehicle-to-vehicle) システムを開発中であり、今春にもお披露目する予定だという (本家 /. 記事、All Car Tech の記事より) 。
毎秒 10 回の WiFi 信号を発する同システムは、半径 27.4 m 以内の自動車を検知し、衝突事故が起きそうになると赤い光の点滅とクラクションで運転手に知らせてくれるのだそうだ。これまでにボルボが中距離レーダー採用の歩行者自動回避システムを開発しているが、同システムが 1,000 米ドルと割高であること、またレーダーは壁などの障害物に情報を遮断されてしまうという問題がある。だが、WiFi ならばもっと低い価格帯を狙えること、また障害物の後ろの情報まで届けることができ、衝突を未然に警告するのに適しているという。
米国内の飲酒以外の要因に帰する自動車どうしの衝突事故のうち 81 % は、見通しが悪く相手車両が視界に入らないことが原因であり、 年に換算すると 430 万件以上になるという。同システム搭載車が発売されるようになれば多くの人の命が救われることになるだろう。
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