HTV2号機/H2Bロケット2号機、1月22日午後打ち上げ

2011年1月21日 10:30

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記事提供元:sorae.jp

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月20日、種子島宇宙センターで再度「H-IIBロケット2号機打ち上げ前ブリーフィング(Y-1)」を行い、H-IIBロケット2号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の打ち上げ日時について、2011年1月22日14時37分57秒に再設定したことを発表した。

 ブリーフィング(記者会見)には、虎野吉彦HTVプロジェクト・マネージャーと川上道生射場技術開発室長が出席し、H-IIBロケット2号機とHTV2の打ち上げについて、「打ち上げに向けて問題はない。ISSとの結合も飛行期間を短縮して、予定通りに行う」と述べた。

 HTV2号機を載せたH-IIBロケット2号機の打ち上げは1月22日14時37分に設定されており、国際宇宙ステーション(ISS)との結合は1月28日に予定されている。打ち上げは元々1月20日に設定されていたが、天候悪化の予報のため、延期されていた。

 HTVは日本が開発している国際宇宙ステーション(ISS)への輸送を行う無人補給船である。積載能力は最大6トン。有人打ち上げはできないものの、ISSとドッキングした後、宇宙飛行士が中に入って作業することができ、使用後はロシアのプログレス補給船や、ESAの欧州補給機(ATV)と同じように大気圏に再突入し破棄される。また、プログレスとATVは船内用物資しか輸送できないのに対し、HTVは船内用と船外用の両方を輸送できる特長を持っている。

 一方、H-IIBロケットはJAXAが開発した大型ロケットで、H-IIAロケットの能力向上型である。第1段の直径を4mから5.2mに拡大して、LE-7Aを2基、固体燃料ロケットブースター(SRB-A)を4本搭載し、静止トランスファ軌道(GTO)への打ち上げ能力は約8000kgである。

 ■H-IIBロケット2号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の打上げについて
http://www.jaxa.jp/press/2011/01/20110120_h2bf2_j.html

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