ヴァージンの宇宙船「スペースシップツー」、2011年最初の飛行試験

2011年1月18日 18:00

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記事提供元:sorae.jp

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 ヴァージン・ギャラクティック社(Virgin Galactic)は1月13日、宇宙船「スペースシップツー(=VSSエンタープライズ)」による2011年最初の飛行試験を行ったと発表した。

 マーク・スタッキー(Mark Stucky)操縦士とクリント・二カルズ(Clint Nichols)副操縦士を乗せたスペースシップツーはホワイトナイトツーに取り付けられ、アメリカ太平洋夏時間1月13日午前(日本時間同日夜)にモハーベ空港を離陸した。スペースシップツーは上空でホワイトナイトツーから切り離され、自由滑空し、再びモハーベ空港に着陸した。合計飛行時間は11分34秒間。

 スペースシップツーに人を乗せての滑空試験「グライド・フライト」は通算4回目で、今回の飛行試験後、同社のジョージ・ホワイトサイズ(George Whitesides)新社長は「飛行試験で忙しくなる2011年も好スタートが切れました」と述べている。

 ヴァージン・ギャラクティック社は今後、飛行試験や落下滑空試験を引き続き行い、年内にスペースシップツーの空中打ち上げ試験を目指す。

 ヴァージン・ギャラクティック社のサブオービタル宇宙旅行は早ければ今年末頃に、ニューメキシコ州のスペースポート・アメリカで開始される予定となっており、スペースシップツーを載せたホワイトナイトツーは、約1万8000m上空まで上昇した後、スペースシップツーを切り離す。切り離されたスペースシップツーはロケットエンジンを点火し、一気に高度約110kmの宇宙空間へ上昇する。6名の乗客は約5分間の無重力を体験でき、丸い地球を眺めることもできる。

 F1ドライバーのミハエル・シューマッハ選手やルーベンス・バリチェロ選手、デザイナーのフィリップ・スタルク氏、イギリスの物理学者スティーヴン・ホーキング博士らが同宇宙旅行を予約しているほか、日本人として、小僧com株式会社の代表取締役会長兼社長である平松庚三氏、外資系IT企業勤務の稲波紀明氏ら3人も参加する予定となっている。

 ■Glide Flight 04
http://www.virgingalactic.com/news/item/test-flights-continue/

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