スペクトラムアナライザ、カンニング発見器となる

2011年1月15日 15:00

印刷

記事提供元:スラド

  danceman 曰く、

 台湾警察は、公務員登用試験の監視中、カンニング発見器としてドイツRohde&Schwarz製のスペクトラムアナライザFSH4を使用したとのこと(本家/.PC World記事より)。

通常のFSH4は、電話信号の強さを測定するのに通信会社が使用する機器であるが、この日は試験会場の携帯端末からの信号を検知するため、特注のソフトウェアを組み込んだカスタム版が使われた。カンニングを避けるため受験者は携帯端末の電源を切るよう指示されており、携帯を使用すれば直ちに発見されるようになっていたという。

実際に、同機器は誰が携帯を使用したのかをピンポイントで見つけることはできないが、ある程度範囲を限定できるとのこと。また試験監督者によれば、「カンニング発見器」の効果は絶大であったようだ。まさか公務員を目指す人がカンニングするとは信じたくないが、何とカンニングの疑いで3人が捕まったそうだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | 通信 | 携帯電話

 関連ストーリー:
米大学で大規模なカンニングが発覚、200人以上が「自首」 2010年11月20日
携帯メールで集団カンニング 2002年12月06日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事