三洋電機、ズームマイクが飛び出すICレコーダー

2011年1月13日 16:45

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三洋電機が公開したリニアPCMレコーダー「ICR-PS511RM」の製品画像

三洋電機が公開したリニアPCMレコーダー「ICR-PS511RM」の製品画像[写真拡大]

  • 三洋電機が公開したリニアPCMレコーダー「ICR-PS511RM」の製品画像
  • 三洋電機が公開したリニアPCMレコーダー「ICR-PS511RM」の製品画像。SDカードを挿入しているところ。
  • 三洋電機が公開したリニアPCMレコーダー「ICR-PS511RM」の製品画像。USB接続端子を出した状態。
  • 三洋電機が公開したリニアPCMレコーダー「ICR-PS511RM」の製品画像。マイクのポップアップ時と通常時の状態。

 三洋電機は13日、 指向性ズームマイクがポップアップする機能を持つリニアPCMレコーダー「ICR-PS511RM」を26日から発売すると発表した。

 同社によると「ICR-PS511RM」は、初心者から上級者まで満足する高音質・高機能・快適操作を追求したリニアPCMレコーダー。可動式ズームマイクはリニアPCMレコーダー、ICレコーダーとして世界初という。

 マイクは、前方正面の集音性に優れ、セミナーや講義などに適した「指向性ズームマイク」と、周囲の音を360度バランス良く集音し、会議などに適した「全方向性ステレオマイク」の二つを搭載。ワンタッチで切り換え可能で、用途に合わせて使い分けることができる。

 指向性ズームマイクは、ポップアップする仕組みで、キャンセル穴が拡大して高い指向特性が得られるという。マイクのポップアップ動作は、「録音シーンセレクト」と連動が可能で、録音シーンを設定しておくと、マイクポジションの切り換え時に設定したシーンを呼び出すことができる。

 データの保存には、4GBのメモリを内蔵するほか、microSDカードスロットを搭載しており、microSD/microSDHCカードに対応する。また、要望が多かったメモリ間のファイルコピー&ファイル移動が可能になったという。

 その他、録音中の過大入力を抑制する「録音ピークリミッター」、録音入力レベルを周波数帯域ごとに調整する「録音イコライザー」、音程を変えずに早聞き/遅聞きが可能な「21段階再生スピード調節」などの機能を搭載する。

 録音フォーマットは、PCM(WAV)/MP3で、内蔵メモリの最大録音時間は、リニアPCM(48kHz/16bit) で約5時間30分、最長のモノラルMP3(32kbps) で約273時間となっている。録音モードは、リニアPCMが、48kHz/16bitまたは44.1kHz/16bit。ステレオMP3が320kbps、192kbps、128kbps、64kbpsの4種、モノラルMP3が32kbpsとなっている。

 再生フォーマットは、PCM(WAV)/MP3/WMA/PDDRM-WMAで、PCM(WAV)は同製品で録音したファイルのみ対応する。再生対応ビットレートは、MP3が16~320kbps、WMAが32~192kbps。

 本体サイズは幅39.9mm×高さ108.3mm×奥行14.1mm、で本体重量は約61g。電源は、単4形エネループ充電池またはアルカリ乾電池。

 電池持続時間は、MP3(ステレオ)の録音時で、アルカリ電池が約24時間、eneloopが約17時間。PCM(44.1kHz/16bit)の録音時で、アルカリ電池が約10時間、eneloopが約9時間となっている。

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