AMDのCEO、Dirk Meyer氏が辞任

2011年1月11日 19:02

印刷

記事提供元:スラド

  insiderman 曰く、

 AMDのCEOであるDirk Meyer氏が辞任するそうだ(PC Watch)。

 Meyer氏は元DECのCPUアーキテクトで、初代のAlphaプロセッサである「Alpha 21064」の共同アーキテクトとしても知られる。その後Meyer氏はAMDでさまざまなCPU開発に関わり、AMDの技術戦略を引っ張ってきたとのことだ。

 Meyer氏の元でAMDは技術的にはIntelと戦える製品をリリースできていたが、いっぽうでビジネス的にはそこまでの成功は収められていない。そのため、Meyer氏の辞任につながったとも考えられる。

 記事では今回の辞任劇について次のように述べられているが、CEOが変わってAMDがどうなるか、注目していきたいところだ。

 ここで疑問は、今回のMeyer氏辞任劇が、AMDの技術と製品の戦略の変更に繋がるのかどうかという点だ。例えば、リスクの大きなBulldozerへのアーキテクチャ転換は後回しにして、マーケティングにフォーカスするといった。そこまで大きな変化はなくとも、AMDに戦略面での変化が起こる可能性が高い。なぜなら、今回の辞任劇は、Meyer氏の技術ビジョン路線自体の否定であると推測されるからだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | AMD

 関連ストーリー:
AMD、GPU内蔵CPUを発表 2011年01月06日
Intelら大手ベンダー、2015年までにアナログRGBを廃止 2010年12月09日
IntelとNokiaが生んだモバイルプラットフォームMeeGoにAMDが参加 2010年11月17日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事