関連記事
プロトンロケット、世界最強の通信衛星「KA-SAT」を打ち上げ
Image credit: Roscosmos[写真拡大]
インターナショナル・ローンチ・サービス社(ILS)はバイコヌール時間12月27日3時51分(日本時間6時51分)、ユーテルサット社(Eutelsat)の通信衛星「KA-SAT」を載せたプロトンロケット(プロトン・ブリーズM)を、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げた。
打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約9時間12分後、「KA-SAT」を所定の静止トランスファ軌道に投入し、打ち上げが成功した。
「KA-SATの打ち上げ成功を確実にするために、アストリウム社とユーテルサット社と密接に連携しました。この革新的なプログラムの展開に重要な役割を果たせたことに光栄に思います」
今回の打ち上げ成功を受け、ILS社のフランク・マッケナ社長はこのように述べた。
KA-SATはEADSアストリウム社(Astrium)が開発した通信衛星で、重さ約6150kg。計82本のKaバンド・トランスポンダを搭載し、1秒間あたり約70ギガビットのデータを転送でき、世界で最も強力な通信衛星。耐用年数は15年で、静止軌道からヨーロッパ、北アフリカ、中東などを中心にデジタル放送サービスを提供する。
■ILS PROTON SUCCESSFULLY LAUNCHES THE KA-SAT SATELLITE FOR EUTELSAT
http://www.ilslaunch.com/news-122710
【関連記事】
・測位衛星3基を載せたプロトンロケット、打ち上げ失敗
・プロトンロケット、通信衛星「スカイテラ1」を打ち上げ
・プロトンロケット、放送衛星「XM-5」を打ち上げ
・プロトンロケット、測位衛星「グロナスM」3基を打ち上げ
・列車衝突事故のプロトンロケット、バイコヌールに到着
スポンサードリンク