米軍、超リアルなハイテクマネキンで人命救助訓練

2010年12月14日 12:30

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記事提供元:スラド

  danceman 曰く、

 米軍は、生きている人間のごとく流血し、呼吸や瞬きするハイテクマネキンを使って、人命救助訓練を行っているとのこと (本家 /. 記事CNN.com の記事より) 。

 米陸軍医療シミュレーションプロジェクトマネージャーの Wilson Ariza 中佐は、「シミュレーターが流血しているならば適度に圧力を加えて止血しなくてはならない。さもなければシミュレーターは死んでしまう」と話している。コンピューター制御のマネキンを通して、医療行為が正しく行われているか確認できるという。

 5 日間の訓練の最後となる実習では、テント内の爆弾が爆発し脚が吹き飛ばされた軍人の手当を行わなければならない。ベッドから突き出た上半身は「助けて ! 助けて !」と叫び苦痛を演じる役者。下半身はハイテクマネキン。切断された脚からは血が噴き出し筋肉や骨が剥き出しになっている。実際に訓練に参加した Kelly WHitesell 氏は、「現実に起きているみたいだ。本当に訓練か ?」と思った程リアルで「本物の患者を治療しているようだった」と語っている。

 米陸軍医療シミュレーション訓練センター 23 施設では、医療チームだけでなく、軍人に対しても同訓練が行われており、米国防総省の調査によれば、この訓練プログラムにより実際の戦場で、軍人 1,000 人の命を救ったことになるとのこと。

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