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デルタ2ロケット、イタリアの観測衛星を打上げ
Image credit: ULA[写真拡大]
ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社(ULA)はアメリカ東部夏時間11月7日22時20分(日本時間11月8日11時20分)、イタリア宇宙機関(ASI)の地球観測衛星「COSMO-SkyMed 4」を載せたデルタ2ロケットを、バンデンバーグ空軍基地から打ち上げた。
打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約58分後、「COSMO-SkyMed 4」が切り離され、その約30分後、「COSMO-SkyMed 4」が所定に軌道に投入され、打ち上げが成功した。
「デルタプログラムは政府、産業、多くのパートナーの協力を得て半世紀にわたって実行され、今回は記念すべきデルタロケットの350回目の打ち上げでした。ULAチームはボーイング、イタリア宇宙機関、英国防省、タレス・アレニア・スペースのために、COSMO-SkyMed 4を打ち上げて嬉しく思います」
今回の打ち上げ成功を受け、ULA社のジム・スポンニック(Jim Sponnick)副社長はこのように述べた。
「COSMO-SkyMed」はイタリア宇宙機関やタレス・アレニア・スペース社(Thales Alenia Space)などが開発した地球観測衛星で、搭載したレーダー画像撮影装置で洪水、干ばつ、地震などを撮影し、環境モニタリングや資源管理を行う。1号機は2007年の6月、2号機は2007年12月、3号機は2008年10月24日に打ち上げられた。
■United Launch Alliance Launches 350th Delta in Program's 50-Year History
http://www.ulalaunch.com/site/pages/News.shtml#/60/
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