Windows 7 への移行の壁は、IE6 にあり

2010年11月2日 13:00

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記事提供元:スラド

 ある Anonymous Coward 曰く、

 Internet Explorer 6 (IE6) 時代、このブラウザで動くアプリケーション開発に多額の予算と労力がつぎ込まれた。多くの企業が Windows 7 に移行できずにいるのは、ここに原因があるという (本家 /. 記事Computerworld の記事より) 。

 ガートナーによると、IE6 をまだ使っている組織の 4 割で、カスタム開発したブラウザ依存アプリケーションが IE8 で動かないという問題に直面しているという。このため企業は「最新のブラウザで動作するよう (またしても) 予算と時間をかけるか、XP を使い続けるか」という決断に迫られている。いまのところまだ XP はサポート期間内だがこれも 2014 年 4 月には終了するため、Windows 7 での IE6 のバーチャライゼーションも視野に入れられているという。

 マイクロソフトとしては標準に準拠しないこのブラウザを過去のものとしたいところだろうが、IE6 はまだブラウザシェアの 16 % 程度を占めており、このままいけば「不死身のブラウザ」となる可能性も多いにあるだろう。

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