赤ちゃんは、コミュニケーションをするロボットを生きているものと判断するらしい

2010年10月18日 10:30

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記事提供元:スラド

  eggy 曰く、

 通常 18 ヶ月の赤ちゃんは、命ある存在とそうでない物との違いがはっきり分かるそうだが、フレンドリーなロボットに関しては生きていると勘違いすることがあることがあるとのこと (Popular Science の記事本家 /. 記事より) 。

 研究を行ったのはワシントン大学で、被験者は 18 ヶ月の赤ちゃん 64 人。研究メンバーの Rechele Brooks 氏とリモコンで操作されているロボットが、用意された台本通りに 90 秒やりとりしているところを赤ちゃんに見せた後、赤ちゃんをロボットと二人きりで部屋に残して反応を観察した。すると 16 人のうち 13 人の赤ちゃんはロボットの目線を追って興味を示したとのこと。だが、Brook 氏とフレンドリーロボットの演出がなかった場合、ロボットの目線に反応したのは 16 人のうちたったの 3 人だけだっとのこと。

 これにより、命ある存在であるか否かを赤ちゃんが判断する場合、外見が人間に類似しているということは必須項目ではなく、コミュニケーションできるかどうかも大きく関わっているという興味深い結果になった。

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