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小松精練・「サーフビンテージ」 TXでの洗い加工を開発
記事提供元:日本繊維新聞
小松精練はこのほど合繊テキスタイルにナチュラルなムラ感、アンティーク調の表面感を付与する後加工を開発した。ファッション衣料、スポーツ衣料をターゲットに「サーフビンテージ」ブランドで9月から投入。初年度で2億円(30万㍍)の販売を見込んでおり、3年後に5億5000万円(100万㍍)に引き上げる。
小松精練は後から色を洗い落とす製品洗いではなく、製品にじょじょに染料を加えながらナチュラルなムラ、アンティーク調のウォッシュ感を表現する「加色染色技術」を独自に開発した。
製品洗いの弱点として指摘されていた①堅牢度が低い②生地がダメージを受けるため薄い素材や落ち感のある素材に加工ができない--などを解消した。
昨年年末から販促活動を進めてきたところ、海外での評価が高く、加色染色技術によるウォッシュ感をテキスタイルで表現して欲しいとの要望が多数、寄せられたという。
このため、小松精練は独自設計した加工装置、薬剤の処方によりTX段階での同技術を確立。「サーフビンテージ」としての本格販売を欧州から先行させることにした。
あらゆる合繊TX、複合TXへの後加工でナチュラルなウォッシュ感、色褪せ感をもたせられるのが特徴。素材本来の風合いを損ねることはほとんどないという。
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