東芝:暗号化機能搭載HDDが米国政府のコンピュータ安全規格の認証を取得

プレスリリース発表元企業:Toshiba Semiconductor & Storage Products Company

配信日時: 2014-03-25 13:59:00

― 政府機関などでの使用基準に適合 ―

(東京)- (ビジネスワイヤ) -- 暗号化機能つき薄型HDD「MQ01ABUxxxBWシリーズ」が、東芝製HDDとして初めて、暗号モジュールを認定する米国政府のコンピュータ安全規格であるFIPS 140-2注1認証を取得しました。

東芝: 暗号化機能つき薄型HDD「MQ01ABUxxxBWシリーズ」(写真:ビジネスワイヤ) 東芝: 暗号化機能つき薄型HDD「MQ01ABUxxxBWシリーズ」(写真:ビジネスワイヤ)

「MQ01ABUxxxBWシリーズ」は今回、米国の検査機関であるNIST注2による厳しい検査を経て、このたび、FIPS140-2 Level 2 (認証番号2082)に認定されたことにより、政府機関などのセキュリティ管理に厳しい用途にも適用できる暗号化機能の堅牢性が示されました。

「MQ01ABUxxxBWシリーズ」の暗号化機能は、TCG (Trusted Computing Group)の安全規格である「Opal」に基づいて設計されています。HDDが搭載されたPCが盗難された場合などに記録データが読み取られるのを防ぐことや、HDDの再利用時などに記録データを短い時間で無効化することなどが可能(Cryptographic-erase機能)です。また、あらかじめ登録されたシステム以外からHDDにアクセスされた時にデータを自動的に消去する、当社独自のwipe technologyにも対応しています。暗号化機能搭載HDDは、ソフトウエアによる暗号化に比べて搭載システムへの負荷がなく、暗号ソフトウエアの初期適用時に時間をかけて暗号化するという作業もありません。さらに、「MQ01ABUxxxBWシリーズ」には開封痕跡が残る特殊ラベルが使用されており、HDDが不正に開封されたときに明確な証拠を残すことができます。

FIPS認証に関する詳しい情報は、米国NISTのホームページ(認証番号2082)をご参照ください。
http://csrc.nist.gov/groups/STM/cmvp/validation.html#01

注1 FIPS 140-2, Federal Information Processing Standards 140-2
注2 U.S. National Institute of Standards and Technology

  新製品の概要

型 名   記憶容量   高さ   インタ フェース

  用途/目的   特徴 MQ01ABU050BW 500GB注3 7mm SATA ・モバイルPC,

MFP,

POS


・政府機関など

・SED (TCG-OPAL SSC)
・Cryptographic-erase (廃棄時等)
・Wipe technology
・FIPS 140-2 validated

MQ01ABU032BW   320GB           注3 ギガバイト(GB)は1,000,000,000バイトで計算しています。

新製品のさらに詳しい仕様や、クライアント向けHDD製品については下記ページをご覧ください。
http://www.semicon.toshiba.co.jp/product/storage/built-in/client_hdd/index.html

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
ストレージプロダクツ事業部
Tel: 03-3457-2445

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