大阪の名店が大阪城公園にズラリ、万博期間中に「食いだおれ」の新名所出現

2025年2月28日 09:27

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大阪グルメEXPO2025のオープンイメージ(大阪市発表資料より)

大阪グルメEXPO2025のオープンイメージ(大阪市発表資料より)[写真拡大]

 大阪市は、大阪・関西万博開幕前日の4月12日から、10月13日の最終日まで、大阪城公園太陽の広場(中央区大阪城)で、大阪を中心に全国の名店を集めた「食いだおれ」の新名所「大阪グルメEXPO2025」を開設する。ミシュラン掲載の有名店から大阪のソウルフードまで、常時約30店が出店し、万博開催で集まった観光客らに人気料理をふるまう。

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 会場には空調を完備した巨大テントを設営し、和風でモダンな雰囲気の中、厳選された料理を楽しめる。同時に、音楽ライブやコメディーショーも開催して歌と笑いで会場を盛り上げる。

 出店を予定しているのは、洋食の「新世界グリル梵」、焼肉の「白雲台」、創作中華料理の「空心伽藍堂」、オムライスの「北極星」、イカ焼きの「阪神名物いか焼き」、ラーメンの「中村商店」、韓国料理の「麦の家」など。営業時間は午前11時から午後10時までの予定で、会場への入場は無料。

 大阪・関西万博は会場整備の遅れや多額の整備費が追加されたことなど問題が多発し、批判を浴びている。前売り券は1,400万枚の販売目標に対し、19日時点の販売枚数が約790万枚にとどまり、不人気ぶりも指摘されている。

 一方で、大阪市の道頓堀や京都市の東山、嵐山地区は訪日外国人観光客の回復でコロナ禍前以上の混雑となっている。

 大阪城公園は大阪城がすぐ近くにあり、大阪メトロ中央線が1月、万博会場の夢洲(此花区)に延伸したことで、万博会場から地下鉄1本で到着できる。大阪市は訪日客に喜ばれている大阪の名物料理に人気店の絶品料理を加えた食のイベント開催で、訪日客や日本人観光客をさらに集め、大阪・関西万博を盛り上げようと考えている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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