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日経平均は54円安でスタート、ファーストリテや中外薬などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;39550.25;-54.84TOPIX;2730.73;-5.19
[寄り付き概況]
10日の日経平均は54.84円安の39550.25円と3日続落して取引を開始した。前日9日の米国株式市場はカーター元米大統領の追悼の日で休場。欧州主要市場は、英FTSETM100が0.83%高、独DAXが0.06%安、仏CAC40が0.51%高。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場が休場で、また、欧州の主要株価指数が高安まちまちとなり手掛かり材料となりにくい中、東京市場が明日から3連休となることに加え、米国で今晩、12月の米雇用統計が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いは総じて限定的だった。一方、2月決算企業の第3四半期決算発表が来週初まで続くこともあり、好決算・好業績銘柄への物色意欲が継続し、株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が39300円台で下げ止まる動きとなったことから、昨日段階で39300円台に位置する25日移動平均線が下値支持線として意識され、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された24年11月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比0.4%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同0.8%減だった。今日は株価指数先物オプション1月物の特別清算指数(SQ)算出日。SQ値はQUICK試算で39343.19円だった。
セクター別では、海運業、銀行業、小売業、繊維製品、その他製品などが値下がり率上位、空運業、卸売業、鉱業、陸運業、精密機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、日立<6501>、ディスコ<6146>、三井住友<8316>、ファナック<6954>、スズキ<7269>、三菱UFJ<8306>、第一三共<4568>、郵船<9101>、リクルートHD<6098>、TDK<6762>、大塚HD<4578>、7&iHD<3382>などが下落。他方、SMC<6273>、キーエンス<6861>、NTTデータ<9613>、アドバンテスト<6857>、デンソー<6902>、バンナムHD<7832>、テルモ<4543>、日東電<6988>、フジクラ<5803>、伊藤忠<8001>、HOYA<7741>、三菱商<8058>、東エレク<8035>などが上昇している。《CS》
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