川本産業は一時ストップ高のあと売買交錯、「ヒトメタニューモウイルス感染症」に急反応

2025年1月8日 13:51

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■WHO(世界保健機関)の発表を受け値幅狙いの買い殺到

 川本産業<3604>(東証スタンダード)は1月8日、急伸一段高となり、前場一時ストップ高の954円(150円高)まで上げた後も900円台で売買され、2024年8月以来の900円台に進んでいる。マスク素材などの医療用衛生材料の大手で、発熱や咳(せき)などの症状をともなう「ヒトメタニューモウイルス感染症」が中国で確認されたとWHO(世界保健機関)が1月7日付で発表したことや、国内でのインフルエンザの流行拡大などが買い材料視されている。中国の旧正月の休暇(春節)は1月28日から2月4日までとされており、訪日観光客の増加が見込まれることも意識されているようだ。

 同社株のほか中京医薬品<4558>(東証スタンダード)、アゼアス<3161>(東証スタンダード)、重松製作所<7980>(東証スタンダード)なども一時急伸商状となった。これらの銘柄は新型コロナが流行し始めた2020年初に急騰したことがあり、投機妙味が強いイメージがある。値幅狙いの買いが殺到したようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
「2025年問題」が日本経済に迫る影響と投資機会、注目の関連株は?(2024/12/29)
【未来を担う成長セクター】ソフトバンクGが主導するデータセンター市場の成長(2024/12/28)
【激動の2024年株式市場総括】トランプ相場が幕を開ける2025年へ(2024/12/26)
【株式市場特集】「株券を枕に越年」戦略の注目点、12月期決算銘柄の権利取り最新動向(2024/12/16)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事