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イオン東北、イオンスーパーセンターを吸収合併 物流や商品調達集約へ
東北地方でスーパーを展開するイオン東北とイオンスーパーセンターは、経営統合の基本合意書を締結し、2025年3月に統合されることになった。物流や商品調達を集約して経営の効率化を図るのが狙いで、地域プライベートブランドやインターネットビジネスの共同開発にも挑む方針。
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経営統合は3月1日付で、存続会社のイオン東北がイオンスーパーセンターを吸収合併する形を取る。イオンスーパーセンターの屋号は当分の間、残る見込み。現在の本社は、イオン東北が秋田市、イオンスーパーセンターが岩手県盛岡市にあるが、統合後の本社が置かれる場所などは公表されていない。
経営統合は、人口減少や高齢化社会の進行など経営環境の変化を受けた措置。イオン東北とイオンスーパーセンターは経営体制の一本化で迅速な意思決定ができ、地域にこれまで以上に密着できる体制を構築するとともに、両社が築いてきた店舗や商品、人材など経営資源やノウハウを融合させてシナジー創出を目指す。
具体的な項目としては、
・共同仕入と地域プライベートブランドである「にぎわい東北」商品の共同開発
・システムの統合
・サプライチェーンの再構築
・資材や備品などの共同調達
・インターネットビジネスの共同研究と共同開発
を挙げている。
イオン東北は2020年3月の発足。前身はマックスバリュ東北で、「イオン」、「イオンスタイル」、「マックスバリュ」などの屋号の店舗を青森県30、岩手県14、秋田県45、宮城県28、山形県31、福島県8の計156店運営している。
イオンスーパーセンターは2005年の設立。「イオンスーパーセンター」の屋号の店舗を青森県1、岩手県7、秋田県6、宮城県6、福島県2の計22店を経営している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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