注目銘柄ダイジェスト(前場):味の素、ポーラオルHD、yutoriなど

2024年8月6日 11:38

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記事提供元:フィスコ

*11:38JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):味の素、ポーラオルHD、yutoriなど
長瀬産<8012>:3029円 カ -
ストップ高買い気配。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は107億円で前年同期比54.3%増となり、据え置きの通期予想365億円、前期比19.2%増に対して好進捗となっている。5つのセグメント全てが増益となっており、とりわけ、塗料原料や半導体関連等の電子業界向け原料の販売増加で、機能素材の増益幅が大きかった。業績の上振れが意識される状況にもなっているようだ。


日製鋼所<5631>:3722円 カ -
ストップ高買い気配。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は42.7億円で前年同期比54.9%増となり、通期予想200億円、前期比11.0%増に対して順調な推移となっている。素形材・エンジニアリング事業などが会社計画比上振れ基調であるもよう。受注はリチウムイオン電池用装置が低迷して前年同期比2ケタ減となっているが、防衛省向けレールガン開発案件などは期初計画通り受注できたようだ。


デサント<8114>:4065円 カ -
ストップ高買い気配。伊藤忠商事子会社のBSインベストメントがTOBを実施すると発表、同社では賛同の意見表明及び応募推奨するとしている。TOB価格は4350円で前日終値に対し29.3%のプレミアムとなっており、今回のTOBは同社の非公開化を企図したものとされている。TOB価格サヤ寄せ目指す動きが優勢に。なお、日本及び中国における競争法に基づく対応に一定期間を要すると見られ、11月上旬頃のTOB開始を想定しているようだ。


ポーラオルHD<4927>:1331.5円(-63.5円)
大幅反落。前日に上半期決算を発表、営業利益は73.2億円で前年同期比18.4%減となり、通期予想は従来の179億円から145億円、前期比9.8%減に下方修正している。会社計画下振れを見込んでいたコンセンサス水準も下回る状況に。ポーラブランドの落ち込みが下方修正の主因となっているもよう。国内商品市場が堅調な中で、国内販売が低迷しており、ネガティブな見方が優勢となっている。


味の素<2802>:5191円(-459円)
大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、事業利益は431億円で前年同期比0.5%増となり、据え置きの通期予想1580億円、前期比7.0%増に対しサプライズのない進捗となっている。戦略的費用の拡大やブランド投資の増加で、調味料・食品、冷食が減益となっている。ヘルスケアは増益となっているものの、CDMOや医薬用アミノ酸などの回復は限定的だったもよう。会社計画比での大幅な上振れ期待などは後退の方向とみられる。


ヘリオス<4593>:157円(+21円)
大幅反発。他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞(HLCR011)を用いた網膜色素上皮裂孔を対象とした治験における被験者組み入れ開始を発表し、好材料視されている。共同開発パートナーである住友ファーマとHLCR011を用いた治療法の開発を進めているが、このたび、網膜色素上皮裂孔の患者を対象とするフェーズ1/2試験において、最初の被験者組み入れが九州大学病院にて行われた。今後、一定期間経過観察の上、安全性の問題が認められなければ、ランダム化フェーズへと移行する予定としている。


JIG-SAW<3914>:3770円(-280円)
大幅続落。24年12月期第2四半期の売上高は17.40億円(前年同期比9.7%増)、営業利益は3.85億円(同13.7%増)、経常利益は3.93億円(同16.5%増)となったが、反発後、売りに押されている。なお、通期業績予想については、堅調な推移により現時点で過去最高の売上高が見込まれる状況だが、データコントロール事業及びグローバルIoTビジネスの事業拡大や事業投資に関する不確定な要素が多く、適正かつ合理的な業績予想の策定が困難であるとして非開示としている。


yutori<5892>:1457円(+298円)
大幅反発。5日の取引終了後、月次KPIを発表して好感されている。7月月次売上高は前年同月比127.5%となった。「HTH」が引き続き牽引したほか、「F-LAGSTUF-F」が売上を伸ばし、「nemne」のnemne2way浴衣3点setが好調だった。Instagramのフォロワー数は、特に「PAMM」の伸びが顕著であり、合計で2.8万人増加した。併せてライフスタイルブランド「Her lip to」等を企画・運営するheart relationの子会社化も発表している。《ST》

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