:米国株見通し:下げ渋りか、ISM非製造業景況指数にらみ

2024年8月5日 13:47

印刷

記事提供元:フィスコ

*13:47JST :米国株見通し:下げ渋りか、ISM非製造業景況指数にらみ
(13時20分現在)

S&P500先物      5,290.25(-85.75)
ナスダック100先物  18,012.50(-543.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は大幅安、NYダウ先物は300ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


2日の主要3指数は大幅続落。序盤の売り一巡後は下げ幅縮小も、ダウは610ドル安の39737ドルと2日間で1100ドル超も値を下げた。この日発表された雇用統計で失業率の上昇や非農業部門雇用者数の減少が示され、幅広い売りが相場を圧迫。連邦準備制度理事会(FRB)は9月に利下げ幅を0.50%に拡大のうえ実施するとの思惑で金利安に振れたが、VIX指数の上昇が材料視された。主力のハイテクも売られ、指数を押し下げた。


本日は下げ渋りか。前週発表された低調なISM製造業景況感指数や雇用統計を消化する展開となり、引き続き国内経済の急激な減速を嫌気した売りが先行しそうだ。ただ、今晩のISM非製造業景況指数は景気の好不況の境目である50を2カ月ぶりに上回ると予想され、VIX指数の上昇が一服すればまとまった売りは回避しよう。9月の大幅利下げが確実視されるなか、前週の大幅安で割安感の生じた銘柄への買戻しが相場を支える。《TY》

関連記事