清原果耶主演舞台『ジャンヌ・ダルク』フランスの若き救世主の知られざる真実とは?東京・大阪で上演

2023年8月1日 08:12

印刷

記事提供元:ファッションプレス

 舞台『ジャンヌ・ダルク』が2023年11月28日(火)から12月17日(日)まで東京建物 Brillia HALLで、12月23日(土)から12月26日(火)まで大阪・オリックス劇場で上演される。主演は清原果耶。

■フランスの若き救世主ジャンヌ・ダルクとは?

 ジャンヌ・ダルクは、今からおよそ600年前、長きにわたるイングランドとの戦争(百年戦争)に疲弊したフランスに颯爽と登場し、目覚ましい活躍を遂げた後、わずか2年で火刑によりこの世を去った少女。19歳という若さでその命を散らしたジャンヌ・ダルクは、神の声を聞く聖女、勝利をもたらす女神、信仰と信念を守り抜いた殉教者などと称され、今なお多くの人々を魅了し続けている。

 羊飼いの娘でありながら、国王や軍に関わる人々がなぜ彼女を認めることになったのかなど、数々の謎を纏った女性でもあり、これまでに絵画、小説、映像、舞台とあらゆる作品の題材として取り上げられてきた。

■2010年初演の『ジャンヌ・ダルク』を再々演

 今回上演される舞台『ジャンヌ・ダルク』は、2010年に初演された作品。ジャンヌ・ダルクという1人の少女が、時代や政治に翻弄されながらも、自らの信じるものを掴みとっていくまでの「生」にフォーカスした人間ドラマであり、総勢100名の出演者による壮大な歴史スペクタクルだ。演出は白井晃、脚本は中島かずき、音楽は三宅純が担当。彼らは『ジャンヌ・ダルク』で初タッグを組み、その後、ベートーヴェンの半生を描いた『No.9-不滅の旋律-』、死刑執行人サンソンの実相に迫る『サンソンールイ16世の首を刎ねた男—』と足掛け10年以上にわたり、実在の人物を題材にした大作を手掛けてきた。

■清原果耶がジャンヌ・ダルクに

 そんな『ジャンヌ・ダルク』が、2014年以来、9年ぶりに再演されることに。主演は、朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』で主人公を演じた清原果耶。清原は、『ジャンヌ・ダルク』において舞台初出演に挑む。

■小関裕太がフランス王シャルル7世

 そして、ジャンヌの後押しを受けて王となり、後には彼女の命運を握ることになるフランス王シャルル7世を演じるのは小関裕太。さらに、りょう、岡田浩暉、福士誠治、深水元基、山崎紘菜、坪倉由幸、粟野史浩、野坂弘、ワタナベケイスケら実力派キャストや、榎木孝明、神保悟志といったベテラン陣も出演する。

■登場人物

 ジャンヌ・ダルク…清原果耶
わずか13歳で神の啓示を受けたという少女。イングランド軍との戦争で窮地に陥ったフランス軍に颯爽と現れ、鼓舞し勝利をもたらす。やがて捕えられ、異端者として火刑に処されてしまう。

シャルル7世…小関裕太
自らの出生をめぐる事情もあり、自信のなさ、頼りなさが目立つ王太子。ジャンヌの後押しを受けてフランス国王となり、やがては“勝利王”とまで呼ばれる人物に成長する。

タルボット…福士誠治
傭兵ケヴィン…荒木飛羽
アランソン公…深水元基
マリー・ダンジュー…山崎紘菜
傭兵レイモン…坪倉由幸(我が家)
サントライユ…野坂弘
クルパン…ワタナベケイスケ
ラ・イール…粟野史浩
ヨランド・ダラゴン…りょう
ラ・トレムイユ卿…神保悟志
ベッドフォード公…岡田浩暉
コーション司教…榎木孝明

■舞台『ジャンヌ・ダルク』あらすじ

 物語は、1431年、フランス国王・シャルル7世のもとに、ジャンヌ・ダルクの最期を見届けた兵士が報告に訪れる場面からスタート。イングランド軍との戦争で窮地に陥ったフランス軍の前に突如現れ、勝利をもたらしたジャンヌ・ダルクは、やがて捕えられ、異端者として火刑に処されたのだった。

遡ること3年。ジャンヌは故郷ドムレミ村でイングランド兵の襲撃に遭うが、“神の声”に導かれるように敵に立ち向かい、難を逃れる。傭兵レイモンとケヴィンの助けも得た彼女は、これを機に「フランスを救え、フランス国王を救え」と繰り返し語りかける神の声に従い、王太子・シャルルとの謁見を求めて行動することに。

そして1429年、遂にシャルルとの謁見を果たすことになったジャンヌ。自ら甲冑を身に着け戦に身を投じると、イギリス軍の砦となっていたオルレアンを奪還。彼女の存在と活躍は自信を持てずにいたシャルルを勇気づけ、正式な戴冠式を行う後押しともなった。そしてランス大聖堂にてシャルルの戴冠式を実施。そこにジャンヌも列席したが、振り返ればこの時が、彼女の生涯の頂点でもあった。

“神の声”がジャンヌにもたらしたものは何か?命を繋ぐ機会を与えられながらも、死を受け入れる道を選んだのはなぜか?ジャンヌ・ダルクの知られざる“生”の物語とは?

【詳細】
舞台『ジャンヌ・ダルク』
演出:白井晃
脚本:中島かずき
音楽:三宅純
出演:清原果耶、小関裕太、福士誠治、荒木飛羽、深水元基、山崎紘菜、坪倉由幸、野坂弘、ワタナベケイスケ、粟野史浩、りょう、神保悟志、岡田浩暉、榎木孝明、他

■東京公演

期間:2023年11月28日(火)~12月17日(日)
会場:東京建物 Brillia HALL
住所:東京都豊島区東池袋1-19-1
チケット料金(全席指定):SS 席 20,000円※1階前方2列センターブロック パンフレット・オリジナルグッズ付き、S席 13,500円、A席 9,800円、学生席 5,000円
チケット一般発売日:2023年9月9日(土)10:00~予定

■大阪公演

期間:2023年12月23日(土)~12月26日(火)
会場:オリックス劇場
住所:大阪府大阪市西区新町1-14-15
チケット料金(全席指定):S席 13,800円、A席 7,800円
チケット一般発売日:未定
※未就学児入場不可。ひざ上での鑑賞不可。

【問い合わせ先】
東京公演:キョードー東京
TEL:0570-550-799(平日11:00〜18:00/土日祝10:00〜18:00)
大阪公演:キョードーインフォメーション
TEL:0570-200-888(11:00~18:00/日祝休業)

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワード

関連記事