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ユニクロ、1月は在庫不足で前年比マイナス しまむらも伸び悩み
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ユニクロを経営するファーストリテイリングが2018年1月の月次データを発表。冬物商品の在庫不足により、記録的な寒さが売上につながっていなかったことが分かった。
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■1月の厳しい寒さを活かせず
2日、ファーストリテイリングは2018年1月の月次データを発表した。前年同月比で既存店の売上高は97.6%、客数は95.0%、客単価は102.6%。また直営店の売上高は97.7%、客数は95.2%、客単価は102.6%だった。既存店、直営店ともに前年同月比マイナスとなるのは、2017年8月以来、5カ月ぶりとなる。
販売情報によると、「記録的な寒さにより、防寒衣料で好調な商品もあったものの、全般的に冬物商品の在庫が少なかったことから、既存店売上高は減収」とある。
■見通しが外れたものの累計では好調を維持
昨年9月25日に気象庁が発表した「冬の天候の見通し」によれば、気温は北日本で「平年並みか高い」としている以外、「ほぼ平年並み」との予想だ。しかし、ファーストリテイリングの販売情報に「記録的な寒さ」とあるように、1月22日に関東地方で大雪となったほか、1月の中旬・下旬は全国的に厳しい寒さが続いた。
在庫状況を気象庁の見通しだけに頼ったわけではないだろうが、見通しが外れた格好だろう。それでも9月から12月までは前年同月比でプラスが続いていたことから、1月までの累計では前年同月比で売上高108.7%と健闘している。
■しまむらも1月の寒さで伸び悩み
しまむらでも2018年1月の月次売上速報を発表している。前年同月比は既存店の売上高が95.6%、全店が98.0%。また客数は101.1%、客単価は96.9%となっている。販売概況によると、テレビCMにより、婦人ニット、敷きパット、入園入学用スーツが好調だった一方で「1月度後半の寒波襲来により、北陸・西日本の一部で大雪に見舞われた影響もあり、売上は伸び悩み」とある。
2017年11月の既存店89.0%、全店90.7%から、12月には既存店99.8%、全店102.5%と盛り返していただけに、1月における再度の苦境は、より厳しいものがあるかもしれない。ただしファーストリテイリングと比較すると、ファーストリテイリングは1月の客数が前年同月比でマイナスとなったが、しまむらはわずかながらもプラスとなっており、店舗に足を運んだ人は増えたこととなる。この辺りに回復の兆しを見いだす人がいるかもしれない。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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