東京モーターショー2017 開催直前情報 その2: 日産、ホンダ、スズキなど

2017年10月23日 16:43

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「Honda Urban EV Concep」(写真: 本田技研工業の発表資料より)

「Honda Urban EV Concep」(写真: 本田技研工業の発表資料より)[写真拡大]

■日産自動車

 3年後の自動運転車をイメージしたコンセプト車を出展。期間中は「リーフ」(EV)をベースにした自動運転車のデモ走行も披露される。

【その1は】東京モーターショー2017 開催直前情報 その1: トヨタ

 レースで積み上げたノウハウをつぎ込んだブランドである「NISMO(ニスモ)」の新モデルや「スカイライン」の部分改良モデルなど、市販車を含めて計13モデルを出展する。NISMOの品ぞろえは22年までに倍増する方針である。

■三菱自動車

 車とドローン(小型無人機)を人工知能(AI)で連携させる技術を披露する。ドローンを音声で操縦して、向かう先の道路状況を撮影し、上空からの映像で自分の車の走行イメージを体験できる。

 「ミツビシ イーエボリューション」はAIを組み合わせた。「パジェロ」などで磨いた四輪制御技術で気象条件の悪い悪路での安定した運転を実現させる。

■ホンダ

 ホンダは小型スポーツEVの「ホンダ スポーツ EV コンセプト」を初公開する。ドライバーと車に一体感が得られる運転感覚をアピールする。趣味性の高いスポーツ車で車への愛着を高め、自家用車の保有減少が危惧されるライドシェアの広がりに対抗する。

 市販予定車では「CR-V」(多目的スポーツ車)のハイブリッド(HV)モデルなどを公開する。二輪車では8月に惜しまれて生産終了となったロングセラー「モンキー」の125ccのコンセプトモデルや、初代スーパーカブがイメージされるモデルなどを展示する。

 ホンダの新型FCVは水素燃料をフル充填すると走行可能距離が700キロメートル以上となり、トヨタの「ミライ」を上回る。ボンネットに小型化した燃料電池などを格納し、セダン型で大人が5人乗れる室内空間となった。

■SUBARU(スバル)

 スバルは安全性に焦点を合わせたコンセプト車を展示する一方で、スポーツブランドの「STI」も重点的に出品する。セダン「WRX STI」をベースに走行性能や質感を高めた「S208」や、2ドアスポーツ車「BRZ」ベースの「BRZ STI Sport」を展示。いずれも限定数を抽選販売する予定だ。

■マツダ

 圧縮着火が制御される世界初のガソリンエンジン「SKYACTIV-X」と、次世代車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」により各機能を最適化したコンセプトモデルを、技術とデザインを融合させた次世代モデルのコンパクトハッチバックとして展示する。

■スズキ

 スズキが出店する「イー・サバイバー」は2人乗りで軽量コンパクトなEVである。

 スズキのHVはエンジンの駆動をモーターが補助する機能にとどまっていたが、小型車「ソリオ」にモーターの力だけで走行可能な本格HVを設定し、参考出品する。来年中をめどに一般販売する。

■ダイハツ工業

 ダイハツ工業は積極的にEV開発を進めている姿勢を示すため、商用EV「DNプロカーゴ」を参考出品の位置づけで初披露する。床を低くして女性やシニアでも乗りやすいようにしているほか、室内高は1.6メートルと他のモデルに比べ高く設定しているため、車内でも作業しやすいとしている。

 この他にも内外のメーカーが夢を掻き立て、技術を磨き尽くしたドリームカーが勢揃いする、「東京モーターショー」を注目しない手はない。(記事:矢牧滋夫・記事一覧を見る

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