フランス発のチョコレートブランド「シャポン」日本1号店がオープン

2017年1月7日 11:55

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デザインにこだわったチョコレートは、バレンタインやギフトに最適だ。(画像:シャポンの報道資料より)

デザインにこだわったチョコレートは、バレンタインやギフトに最適だ。(画像:シャポンの報道資料より)[写真拡大]

  • シャポン自由が丘店 カフェ&ブティックのイメージ

フランス・パリで30年の歴史を刻んだBeantoBarチョコレートブランド「CHAPON(シャポン)」の日本1号店が、6日、東京・自由が丘にオープンした。ブティック・カフェ併設店舗となっている。

 BeantoBar(ビーントゥーバー)とは、チョコレートを豆で仕入れ。自らの手で焙煎するところからチョコレート作りをする方式のこと。この方式を取るショコラティエは世界でも数えるほどしかいないが、その一人がCHAPONのパトリス・シャボンだ。

 パトリス・シャボンは、かつてバッキンガム宮殿の姫君に仕えるアイスクリーム職人であった。24歳でショコラティエに転業、以後30年でフランスに4つの店を持ち、今回日本にも店を構えることとなったわけである。

 パトリス・シャボンの素材へのこだわりは凄まじい。彼は、小さなカカオ農家からしかカカオを仕入れない。クオリティーを下げないためだ。彼は、産地まで足を運ぶ。それも、9カ国の産地へである。彼は自ら厳選した17種類のカカオを自ら研究したロースターで焙煎し、自社工場でチョコレートを製造する。

 比較のための一例として名前を出すが、たとえば日本では明治が、カカオからの輸入、自社での全工程加工を行っている。ただし、言うまでもなく明治は巨大なチョコレート企業である。それに比すれば規模の小さい、店数店を経営するのみの一人の職人が、まるで大企業がやるかのように豆からの仕入れを行うというのは、尋常なこだわりではないといえる。

 さて、では日本1号店の紹介に移ろう。カフェでは、タブレット(板チョコレート)やボンボンショコラの食べ比べを行うことができる。商品ラインナップは今後随時増やしていく予定で、特にこれまでパリ本店のメニューにしかなかったショコラムースもいずれ提供されるようになる予定とのこと。

 ブティックには20種類以上のタブレットが常備され、また独自デザインのボール型ショコラも販売される。

 住所は東京都目黒区自由が丘2-8-8-102。営業時間は11~20時、年中無休である。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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