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米ヨセミテ国立公園、商標の問題で歴史的建造物などの名称変更へ
headless 曰く、 米カリフォルニア州のヨセミテ国立公園で商標問題を避けるため、歴史的建造物等を含む複数の建物や施設の名称を変更するそうだ(ニュースリリース、Ars Technica)。
商標問題は園内で宿泊や販売、レクリエーションなどのサービスを行う現在の契約業者、DNC Parks & Resorts at Yosemite、Inc.(DNCY)が提起したもの。国立公園局では2014年7月にヨセミテ国立公園の新しい契約業者を募集し、Yosemite Hospitality LLCを選定した。しかし、DNCYが商号や商標その他の知的財産について所有権を持っており、5千万ドル以上の価値があると主張しているという。
国立公園局では商標などの問題について訴訟を進めているが、ヨセミテ国立公園は新しい業者へのスムーズな移行をはかるため、名称の変更を決めたそうだ。米国家歴史登録財になっているThe Ahwahnee(Ahwahnee Hotel)やCurry Village(Camp Curry Historic District)、Wawona Hotel(Wawona Hotel and Pavilion)も名称変更の対象になっているが、ヨセミテ国立公園では名称を変更しても歴史的な価値に影響はないと述べている。
名称変更例としては以下の5点が挙げられている。新名称は来園者への影響を最小限にすべく選ばれたとのこと。
Yosemite Lodge at the Falls → Yosemite Valley Lodge
The Ahwahnee → The Majestic Yosemite Hotel
Curry Village → Half Dome Village
Wawona Hotel → Big Trees Lodge
Badger Pass Ski Area → Yosemite Ski & Snowboard Area なお、DNCYまたは前任の業者は国立公園局の承諾を得ずに商標などを登録していたとみられ、「Yosemite National Park」も商標登録されているとのことだ。
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