関連記事
新たなパナマ病が発生、バナナのシェア99%を占める種に危機
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 20世紀中期まで世界的に栽培されていたバナナ「グロスミッチェル種」は、パナマ病(Race1)によってほぼ絶滅状態に追いやられた。現在は、Race1に耐性のあるキャベンディッシュ種が世界的に栽培され、シェアの99%を占めているという。しかし、新たにこのキャベンディッシュ種に適したパナマ病(Tropical Race4)が登場、ラテンアメリカ、パキスタン、レバノン、ヨルダン、オマーン、モザンピーク、オーストラリアなどで蔓延しつつあるという(WashingtonPost、PLOS、楽天WOMAN、IRIRIO、Slashdot)。
今のところバナナの生産地として知られる中南米には広がっていないものの、研究者は中南米に広がるのは時間の問題だとしている。現時点では、Tropical Race4に対処する方法は見つかっていない。
世界ではおよそ4億人がバナナで栄養を摂取していると見られており、バナナの生産が止まってしまえば食糧危機が起こる可能性もあるとのこと。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス
関連ストーリー:
スーパーバナナでアフリカを救え 2014年06月18日
人間の食用に改良されたバナナはサルの餌として不適切 2014年01月17日
バナナよさようなら -- パナマ病の逆襲 2008年06月03日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク