サントリー、中国の青島ビールとの合弁を解消　全株式を売却

　サントリーホールディングスの中国事業の持ち株会社であるサントリー（中国）ホールディングスは19日、中国の合弁会社2社の保有株式を合弁相手の青島啤酒股份（青島ビール）に譲渡することで合意したと発表した。青島ビールによると、売却額は8億2,291万元（約154億円）。三得利ビールブランドについては、サントリーが青島ビールとライセンス契約を結び、上海、江蘇省を中心にこれまで通り販売される見込み。

　サントリー中国と青島ビールは2013年に合弁企業、三得利青島啤酒（上海）と、青島啤酒三得利（上海）銷售の2社をを設立していた。出資比率はいずれも50%だった。

　サントリーグループは今後も、スピリッツやワイン事業、飲料事業の分野で中国での成長を目指すとしている。