関連記事
カルフォルニア州、下水処理水を飲料用として使うことを再検討
taraiok 曰く、 マーケティングの観点から言えば、下水処理水を飲料水として販売することは難しいとされる。どうしても不潔な印象をぬぐい去れないためだ。しかし、カリフォルニア州では壊滅的な干ばつにより、先月から取水制限が行われるようになり、従来は避けられてきた下水処理水を飲料水として使用することが検討されている(The New York Times、The Horizon of Reason、Slashdot)。
ロサンゼルスでは2000年に下水再利用プラントを完成させたことがあったが、一般市民の反対により計画は凍結されたことがある。現在、この計画を復活させることを検討中だという。それにあたって当局は、オレンジ郡で行われている取り組みを市民に啓蒙しているという。オレンジ郡では精製水を直接市民に提せず、地下の帯水層に供給し、自然水によって薄める形で供給する形を取っている。これにより、市民には「精神的なバッファ」ができ再生水が受け入れられたという。現在、オレンジ郡では1日7000万ガロンの汚水再生水の利用が行われている。ロサンゼルスも同様の方法で下水処理水の利用を進めたい考えだ(89.3KPCC、The Orange County Water District、Los Angeles Times)。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | アメリカ合衆国
関連ストーリー:
ビル・ゲイツもおすすめする、排泄物から飲み水と電気を生むマシーン 2015年01月08日
クイーンズランド州政府、下水を処理して飲用に 2007年01月30日
下水処理水に含まれる女性の尿が魚「メス化」の主因 2004年04月04日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク