日本トリム 16年3月期は2桁増収増益を見込む、健康・医療事業とともに農業事業を拡大

2015年5月1日 11:03

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記事提供元:フィスコ


*11:04JST 日本トリム---16年3月期は2桁増収増益を見込む、健康・医療事業とともに農業事業を拡大
日本トリム<6788>は4月27日、2015年3月期の決算を発表。売上高が前期比2.4%減の128.34億円、営業利益が同27.7%減の22.52億円、経常利益が同26.6%減の25.27億円、純利益が同47.9%減の13.07億円だった。2014年3月期に大きく収益貢献した遺伝子関連事業の特殊要因がなかったことなどから想定内の実績。整水器販売事業では、過去最高の販売台数を達成している。

なお、2016年3月期の業績予想は、売上高が前期比17.7%増の151.00億円、営業利益が同36.3%増の30.70億円、経常利益が同24.6%増の31.50億円、純利益が同49.2%増の19.50億円を見込んでいる。認知向上を目的に電解水素水の新CMのテレビ放映など広報・広告活動を強化するほか、業績の拡大を目的に、営業社員の大幅な増員も計画。また、農業用整水器の販売拡大のほか海外事業では、インドネシア全土での販売体制構築などで、大幅な事業拡大を見込む。

その他、医療関連事業では3月に持株会社トリムジンホールディングスをトリムメディカルホールディングスに社名変更し、ステムセル研究所をその子会社として再編。同社グループは先端医療分野を同社傘下に集約することにより、同事業の飛躍的な成長とM&Aやグローバル展開を加速させる方針。

日本トリム<6788>は、電解水素水を生成する整水器の国内トップメーカー。「家庭用機器メーカーからメディカルカンパニーへ 」というキャッチフレーズのもと、健康・医療をベースに事業を拡大し、グローバル展開を推進していく。《AK》

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