朝日新聞社、パソコン17台がウイルス感染で情報流出 不正アクセスの可能性

2015年1月17日 20:02

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朝日新聞社は16日、社内のパソコン17台がコンピューターウイルスに感染し、電子メールや文書の一部が流出したと発表した。写真は、同社が朝日新聞デジタルで配信したこの件に関する記事。

朝日新聞社は16日、社内のパソコン17台がコンピューターウイルスに感染し、電子メールや文書の一部が流出したと発表した。写真は、同社が朝日新聞デジタルで配信したこの件に関する記事。[写真拡大]

 朝日新聞社は16日、社内にあるパソコン17台がコンピューターウイルスに感染し、社内外との電子メールやパソコンで作成した文書の一部が流出したと発表した。

 同社によると、9日夜に社内のパソコンが社外のサーバーと不審な通信をしていることが分かったため、13日に遮断したという。同社が調査したところ、不審な通信は2014年11月下旬ごろから発生していたと判断した。感染したウイルスは社外のサーバーから指示を受けて情報を流出させるためのもので、不正アクセスの可能性もあるという。

 なお、現在のところ、顧客に関する情報の流出はなく、同社のインターネットサービスへの影響もないとしている。同社では、セキュリティ会社と連携し、情報の流出状況や感染経路について調査をするという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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