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【今日の言葉】アベノミクスに「陰り」から「ひび割れ」の心配
■求められる景気対策
『アベノミクスに「陰り」から「ひび割れ」の心配』=秋の臨時国会で女性大臣が野党の攻撃を受けている。選挙区で「うちわ」を配ったことが公職選挙法に違反するのではないかと追求されているものだが、野党の追及を「雑音」と発言したことが事を大きくしている。大臣の発言トラブルはよくあることだが、マーケットからみる問題は、アベノミクス第2章と掲げた改造内閣だったのに雲行きが怪しくなっていることだ。しかも、女性活用と大々的に打ち上げただけにスタートからケチがついた形だ。
一方、GDPやそれを映す株式マーケットは、既に、アベノミクスに陰りが出ている。今年春の消費税引上げ後の経済落ち込みに対する策が、政府・日銀の様子見姿勢から手遅れ気味となったことが大きい。
このままでは、アベノミクス第2章でカジノ構想など大事な議案が数多くあるのに審議が進まない。しかし、ここで女性大臣を更迭すれば、「女性活用」の旗を降ろすことになってしまう。
不振のマクロ経済を立て直さなくてはいけない政府がガタついては景気に期待はできない。春の消費税後、外交面に力を入れ、国内経済への目配りが手薄となったツケがきているようだ。
もちろん、次の消費税10%は難しい。アベノミクスに「陰り」が、「ひび割れ」とならないように、早い修復が求められる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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