第3回将棋電王戦第2局、やねうら王が佐藤六段を破る

2014年3月23日 19:28

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記事提供元:スラド

22日に東京の両国国技館で行われた第3回将棋電王戦の第2局は、「やねうら王」が佐藤紳哉六段を破った(第3回将棋電王戦毎日新聞の記事Sponichi Annexの記事朝日新聞デジタルの記事)。

やねうら王は今回が電王戦初出場。バグが見つかったために特例としてプログラムの修正を認められたが、プロ棋士に事前提供されたソフトウェアから棋力が向上しているなどの批判を受け(/.J記事)、最終的にバグ修正前のバージョンを使用して対局に挑んだ。対局ではやねうら王が中盤から正確な読みでリードを広げ、95手で佐藤六段を破った。やねうら王を開発した磯崎氏は、(フリーズすることなく)最後まで指せたので満足と語ったとのこと。

第2局の勝利でコンピューター将棋ソフトの2勝0敗となり、団体戦の勝利まであと1勝となった。大阪・あべのハルカスで29日に行われる第3局では、豊島将之七段とYSSが対局する。 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | ソフトウェア | 人工知能 | ゲーム | IT

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