トヨタ、インドネシアでエンジン工場の建設に着工 16年初に生産開始

2014年2月25日 14:55

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 トヨタ自動車は25日、インドネシアの車両生産会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)が同日、カラワンエンジン工場の鍬入れ式を実施したと発表した。投資額は約230億円で、生産開始は2016年初頭、生産能力は年間21万6,000基となる予定。

 現在TMMINは、ジャカルタ市のスンター第1工場で、IMVシリーズ(ハイラックス 、イノーバ、フォーチュナー)用のエンジンを生産しており、うち約40%を、アジア、中南米、アフリカに輸出している。カラワンエンジン工場稼働後、TMMINは、エンジンの生産/供給拠点として、さらに重要な役割を担っていくという。

 同工場では、既に発表していた400名に200名を追加し、合計約600名を新規雇用する予定。また、従業員の生産スキルや知識を高めるため、生産開始までに、敷地内にインドネシアで3番目となるラーニングセンターを新設する予定という。

 鍬入れ式には、インドネシア政府のモハマッド・ヒダヤット工業大臣、インドネシア投資調整庁のマヘンドラ・シレガル長官、トヨタの福井弘之常務役員、TMMIN の野波雅裕社長が出席した。

 野波社長は 「政府やパートナーと協力し、インドネシアの経済・社会の発展に貢献していきたい」と語った。

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