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東芝、台湾高速鉄道の新駅向けシステムを28億円で受注
東芝は21日、台湾高速鉄路から、2015年末までに開業予定の3駅向けの放送や信号制御などのシステムを約28億円で受注したと発表した。
同社が今回受注したのは、栗苗駅、彰化駅、雲林駅の放送システムや案内表示装置、信号制御システム、変電システム、保守管理システムなど。
同社は、2000年に日本企業連合が受注した台湾高速鉄道プロジェクトで、車両の電気品や変電システム、運行管理システム、通信システム、保守管理システムなどを担当したほか、2012年5月には、川崎重工業と車両4編成48両を受注し、2013年7月に台北駅と南港駅を結ぶ南港延伸プロジェクトの変電システムなどを三菱重工業と受注している。今回、これらの実績や設備・システムの信頼性が評価され、単独受注につながったという。
台湾高速鉄道は、台湾の二大都市である台北~高雄間(345km)を最速90分で結ぶ鉄道として2007年1月に営業運転を開始した。2016年には今回の3駅に加え台北駅から南港駅への延伸工事が完了予定で、台湾経済の活性化に大きな役割を果たすと期待されている。
同社は今後、台湾での経験やノウハウ、インテグレーション能力を生かし、新興国を中心に計画されている高速鉄道プロジェクトに積極的に参画していくという。
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