【飛び乗り飛び降りコーナー】UMNファーマは『ノロウイルス』で新展開、下げが大きくリバンウドの魅力あり

2014年2月16日 14:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  予防ワクチンをはじめとするバイオ医薬品の研究開発と製造をしている、UMNファーマ <4585> (東マ)は、2月14日(金)84円安(-3.20%)の2545円と続落、一時、119円安の2510円と売られ直近2日安値2423円に接近している。

  14日大引け後、第一三共とノロウイルスワクチンの共同研究契約を締結したと発表、本共同研究の結果、一定の評価基準を満たしたと判断した場合、UMNファーマは、第一三共に対しノロウイルスVLP抗原を独占的に供給するとともに、さらなる提携について独占的に交渉する権利を付与するとしており、期待先行との感はあるが仕切り直しの展開が予想されることから短期的に注目したい。

  同日大引け後に発表された14年12月期業績予想は、アステラス製薬が、国内においてUMN-0502の承認申請を行った場合、同社から一定額のマイルストーンペイメントを受け取る見通しのほか、東アジア地域におけるUMN-0502、UMN-0501及びUMN-0901の開発及び販売提携契約を締結することに伴う一時金収入などを見込み、売上高21億8600万円(前期は9300万円)、営業損益32億1000万円の赤字(同44億2100万円の赤字)、経常損益34億2400万円の赤字(同41億4700万円の赤字)、最終損益24億3600万円(同537億1700万円の赤字)と赤字幅縮小を予想している。

  株価は、アステラス製薬と共同開発しているインフルエンザワクチンについて、治験薬の2次試験で安全性に大きな問題がないことが確認されたことを手がかりに、1月16日高値4015円と急伸した後、2月4日安値2423円まで短期調整を挟んで6日高値2934円と上昇し、上げ一服となっている。今期は大幅な売上げの増加が見込まれ赤字幅を縮小する見通しで、目先2500円前後が下値として意識される可能性はあり、25日移動平均線を目安にリバウンド局面入りが期待されよう。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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