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羽田議員、安倍総理の靖国参拝は「ドアの前に仁王立ちの絵」
民主党の羽田雄一郎議員は5日の参院予算委員会で「中国や韓国と日本の間で安倍総理就任後に一度も首脳会談が開かれていない段階で、安倍総理が靖国神社に参拝したのは、いくら『対話のドアは常に開いている』といっても、ドアの前に安倍総理が仁王立ちしているような絵しか浮かんでこないのではないか」と外交への影響を踏まえた対応ではないと批判した。
羽田議員が「昨年12月26日に安倍総理はどういう思いで靖国神社に参拝したのか」と質したのには、安倍総理は「政権から1年が経ったのを機に、報告を兼ねて、国のために戦い、亡くなられた方々に尊崇の念を表し、御霊安らかなれと冥福を祈った。これはリーダーとしては当然のこと。世界各国のリーダー共通のことと思う」とし「日本の平和の歩みはいささかも変わらない」と強調。
羽田議員は「総理と思いは共有する」としたうえで、「自身も幼少の頃から父(孜・元総理)に連れられて参拝してきた。元旦参拝は今も続けさせてもらっているが、野田内閣では自粛要請があったので一議員として参拝させて頂いた。ただ、まだまだ(中国、韓国から)理解が得られていない状況では、総理と官房長官、外務大臣は参拝を自粛する。また、配慮するべきだ」と総理ら3閣僚の参拝を自粛するよう求めた。また、A級戦犯は分祀することも考えていくべきと質した。
安倍総理は「中国や韓国の人たちの気持ちを傷つける気持ちはまったくありません。日本は自由と民主主義、平和を尊ぶ国をつくり、法の支配を確立するために努力をしてきた国であり、今後とも、礼儀正しく、誠意を持って説明を続けていきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)
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