欧米為替見通し:ジブリの法則に要注意

2014年1月17日 17:08

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記事提供元:フィスコ


*17:08JST 欧米為替見通し:ジブリの法則に要注意

本日17日の欧米市場のドル・円は、米国の住宅関連指標や景況感指標を見極める展開が予想される。

本日は、日本テレビの金曜ロードShow!でスタジオジブリ作品「ゲド戦記」が放映されることで、「ジブリの法則」を念頭に置いて相場に臨むことになる。

「ジブリの法則」とは、重要な経済指標である米国の雇用統計が発表される毎月第1金曜日に、スタジオジブリの作品が日本テレビの「金曜ロードShow!」で放映されると、雇用統計がサプライズとなる傾向があることから、為替や株式市場が大荒れになることをいう。

米国の12月の雇用統計は先週の金曜日に発表済みのため、警戒は不要かもしれないが、先週10日の米国12月の雇用統計発表後に、ドル・円相場は105円42銭から102円85銭まで乱高下して方向感を失いつつあることで、警戒は怠るべきではないのかもしれない。

ドル・円相場の注目水準は、上値は、ダブルトップ(105円45銭・105円42銭)、フィボナッチ・リトレースメントの105円49銭、下値は、ダブルトップのネックライン104円00銭となる。

昨日は、ルー米財務長官が円安牽制発言をしており、おそらく、オバマ米政権による環太平洋経済連携協定(TPP)協議の停滞に対する安倍政権に対する警告だと思われる。

【今日の欧米市場の予定】

18:30 英・12月小売売上高(前月比予想:+0.3%、11月:+0.3%)
22:30 米・12月住宅着工件数(予想:99万戸、11月:109.1万戸)
22:30 米・12月住宅建設許可件数(予想:101.4万戸、11月:101.7万戸)
22:30 米・12月鉱工業生産指数(前月比予想:+0.3%、11月:+1.1%)
23:55 米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:83.5、12月:82.5)《KO》

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