インフォコム:TBSテレビとマーケティング分析サービスの企画開発で協業

2013年11月27日 07:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■2014年1月から消費者嗜好分析サービス「Histrend」の提供を開始

 インフォコム<4348>(JQS)とTBSテレビは、マーケティング分析サービスの企画開発で協業し、2014年1月から、企業のマーケティング/プロモーション/商品開発関連部門向けに消費者嗜好分析サービス「Histrend(ヒストレンド)」の提供を開始する。

 企業活動におけるIT活用の拡充により、企業は非常に大量のデータを蓄積させている。この中には、保有するデータを分析活用することでその企業の事業拡大に役立つこともあれば、分析したデータを広く産業界に配することで、新たな産業/事業/サービスの創出や、拡大/成長の大きなヒントなるものもある。場合によっては、企業/産業の枠を超えて活用され、経済成長に大きな影響を与え得ることもある。

 TBSテレビは、1975年から約40年間継続して、消費者の趣味や嗜好に関する調査(TBS総合志嗜好向調査)を行っており、非常に膨大な量の各種データを蓄積している。一方、インフォコムは、ビッグデータ活用による企業活力向上をサポートすることを目的としたサービスやソリューションの提供など、データサイエンス事業の業容拡大を進めていることから、今回の協業および「Histrend」の企画開発、提供開始に至った。

 消費者嗜好分析サービス「Histrend」とは、TBSテレビが約40年にわたり実施している「TBS総合嗜好調査」の蓄積データを基に、「共に好まれる項目はどのようなものかを視覚的にわかりやすく表示する」サービスである。統計解析の手法を用いた分析により、共に好まれる項目(相関が強い項目)や、さらに年代別に相関関係がどのように変化しているかを可視化して提供するもの。「Histrend」を利用することで、新しい商品やサービスを企画・開発する際に、ターゲットである消費者の嗜好に関するイメージを掴めるので、「アイディアの創出」や「プロモーション活動の効果予測」などでの効果を期待できる。

 また、過去数十年間に遡って特定のブランドやモノ、人物等の嗜好性の変化などの大きな「トレンドの流れ」を把握することも可能で、「特定の世代に絞ったブランドや製品の開発」に役立てることができる。例えば、「漫画ONE PIECE」と「ミスタードーナッツ」「ドン・キホーテ」のコラボレーション企画などがある。

 アカウント設定等の初期費用を10万円、年間利用料30万円で提供する。インターネットの専用サイトからログインし、情報の検索、閲覧、ダウンロードをすることが可能。

 本サービスのユーザーがより有益な気付きを得るために、インフォコムの経験を積んだデータサイエンティストが基礎的な分析からサービスの活用法までを幅広くサポートする。

 具体的な例としては、「世代、性別、年代といった切り口で消費者を分類することで、相関のあるモノの組み合わせにより特定できる人物像(ペルソナ)と、同じ経験をした同年代の消費者が時間の経過とともに彼らの好み等がどのような変化するかを時系列に分析する手法(コーホート)を組み合わせた分析例」などの情報を定期的に発信し、企業のマーケティング/プロモーション/商品開発関連部門向け、またビジネスパーソンに皆様に、統計解析に基づく新しい気づきや価値を提供する。なお、提供する情報は随時アップデートし、また、情報ジャンルも調査の内容を踏まえ拡張していく予定。

<サービスに関するお問合せ先> インフォコム株式会社 ヘルスケア事業本部 ヘルスケアサービス部 Tel:03-6866-3390 E-mail:data-science@infocom.co.jp (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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