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今日の為替市場ポイント:米FRBは資産購入規模の現状維持を決定
記事提供元:フィスコ
*08:30JST 今日の為替市場ポイント:米FRBは資産購入規模の現状維持を決定
昨日18日のドル・円相場は、東京市場では99円07銭から99円34銭で推移。欧米市場では一時97円76銭まで下落し、97円96銭で取引を終えた。
本日19日のドル・円は、主に98円台で推移か。米FRBは資産購入規模の現状維持を決めたことから、ユーロ、豪ドル、英ポンドに対するドル売りが広がっている。ドル・円の取引でもドル売りが優勢だが、豪ドル、英ポンドは対円でも買われており、この影響でドルは対円で下げ渋る可能性がある。
17日-18日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で資産購入額の現状維持(月額850億ドル)が決定された。大半の市場関係者にとって、この決定は予想外だった。FOMC声明では、「今後数カ月間、経済・金融情勢に関する情報を注視し、物価安定の下で労働市場の見通しが大幅に改善するまで、米国債および政府支援機関の住宅ローン担保証券の購入を続ける」との見解が示された。
米連邦準備制度理事会(FRB)は資産購入ペースを落とす(購入額を減らす)時期については、労働市場の状況が改善を続けること、インフレ率が中長期的な目標(2%レベル)に戻ることが想定できる時が妥当であると判断しているようだ。量的緩和策の縮小は2014年以降になるとの見方が浮上しているが、バーナンキFRB議長が来年1月末で退任するまでは、金融政策の変更はないかもしれない。《KO》
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