豪ドル週間見通し:もみあいか、8月失業率と総選挙を見極める展開

2013年9月7日 15:34

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記事提供元:フィスコ


*15:34JST 豪ドル週間見通し:もみあいか、8月失業率と総選挙を見極める展開
豪ドルは一時91円台後半まで買われた。ドル・円相場が円安方向に振れたこと、4-6月期国内総生産は前年比+2.6%で市場予想を上回った。豪準備銀行(中央銀行)による追加利下げの思惑は後退し、リスク選好的な豪ドル買いが活発となった。

取引レンジは87円75銭-91円58銭。

今後は、豪ドルはもみあいか。12日に発表される8月の豪失業率は上昇する可能性がある。失業率の低下は豪ドル買い材料になるが、上昇していた場合、短期筋などの豪ドル買いは一服する可能性がある。なお、7日に行われる豪総選挙では与党・労働党の劣勢が伝えられており、政権交代が想定されている。当面の為替相場にとっては中立要因との見方が多い。

■発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
12日:8月失業率(予想:5.8%、7月5.7%)

予想レンジ:89円00銭-93円00銭《FA》

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