北京の最低賃金が東京を上回る日は来るか、現在の最低賃金格差は3倍強に縮小

2013年7月23日 11:10

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記事提供元:フィスコ


*11:10JST 北京の最低賃金が東京を上回る日は来るか、現在の最低賃金格差は3倍強に縮小
統計によると、年初から6月末までに北京市や上海市、広東省、浙江省、河南省、貴州省など21省市の最低賃金が引き上げられたという。平均の引き上げ幅は18.4%。21省市の中で上海市の最低月給は1620元(約2万6500円)とトップに浮上。時給ベースでは、北京市と新疆ウイグル自治区が15.2元と最上位に並んだ。

北京市の最低時給は日本円に換算すると約250円となり、東京の850円との格差は前年の5倍弱から3倍強に大幅に縮小した。為替レートの変動に加え、中国の最低賃金は年2ケタペースで上昇していることが格差を急速に縮小させている。中国の賃上げペースが今後も年18%前後を維持する場合、現水準の為替レートで計算すると、7-8年後の北京の最低賃金は東京を上回る見通し。人民元の上昇確率が高いことに加え、東京の賃上げペースがほぼ横ばいで推移しているため、実際の格差縮小が予想より速いペースで進む可能性もある。《ZN》

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