【話題株】東京電力がストップ安、3月から4倍上昇の反動か、「よく分からないまま上がり、分からないまま下がっている」の声

2013年6月5日 14:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東京電力 <9501> は、100円ストップ安の513円と急落した。「安倍総理の成長戦略に原子力について触れられていなかった」(中堅証券)という。

  もっとも3月後半の200円前後から5月21日の841円まで4倍以上の値上りとなっていた反動もあるようだ。「よく理由がわからないまま大きく買われ、今度また理由のよく分からないまま下げている」(同)というボヤキの声も聞かれる。

  また、今日は日本経済新聞の朝刊で原子力発電所の廃炉についての特集が掲載され、仮に、日本の原発がすべて廃炉となれば2兆7900億円もの費用が発生、しかも廃炉のための準備金は1兆5600億円にとどまると報道されたことも響いているようだ。

  「赤字続きで無配の同社株がなぜ800円以上に買われたのかよく分からない。それも相場と言ってしまえばそうなんだろうが、よく相場を知らない個人投資家が買っていたとしたら気の毒だ」(同)との声も証券内から聞かれる。崩れた相場だけにスタート時点まで、「往って来い」となる可能性もありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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